日本ヴォーグ社

作品をつくりましょう No.2

<< No.1 No.3 >>
ペイントクラフト?53で紹介した
サイドローディングで描くバラのプレートを作りましょう
サイドローディングで花びらを重ね、バラの花の立体感を出します。周囲は、スポンジでたたいて、やわらかいイメージを出しました。微妙な色の濃淡が美しい作品です。ペインターの皆さんが楽しんでいただけるよう、ペイント技術の説明も入れて、少々詳しく描き方を解説します。
(制作:菊池英子さん)
 用意するもの
白磁ペインティングシーラー、スプレーのり(例:3Mスプレーのり)、白磁ペイント絵の具(前列左から:グリーン、イエローグリーン、ライトイエロー、ソフトローズ、コバルトブルー/後列左から:ホワイト、フレッシュ、ブラウン、パープル、ブラック)、白磁(21cmプレート)、筆、ペーパーパレット、焼成用電気炉(あれば)
白磁ペイント絵の具
>各用具の詳細や使い方はこちらから 
 

<1>
描く面全面に、スプレーのりを万遍なく吹きかけ、のりの溶剤が揮発するまで、約1分待ちます。
<2>
白磁ペインティングシーラーを、<1>と同様に全面に万遍なく吹きかけます。シーラーの溶剤が揮発するまで、10分以上待ちます。これで下準備は完了です。
-参考-
左が<1><2>後の白磁、右が何もしていない白磁。
左の表面は、ツルツルした感じが消え、ざらつき感が出ました。
<3>
絵の具(ソフトローズにコバルトブルーとホワイト少量)をパレット上に出し、適度に水を加えながら、ペインティングナイフで混色します。
<4>
バラを描く位置に、<3>の絵の具で丸く印をします。バラのだいだいの大きさをイメージして描きましょう。
<5>
<3>と同じ絵の具で、リボンを入れる位置も描きます。
<6>
<4>で入れた円の上側に、サイドローディングで小さなカップを描きます(バラの中心になる部分です)。
<7>
<6>で描いたカップを囲むように、花びらをサイドローディングで描きます。絵の具が重なる部分は、下の絵の具が乾いてから描きましょう。
<8>
花びらは小さなものをいくつか並べ、徐々に外側にずらして、重なった雰囲気を出し、2輪の花を描きます。
<9>
<5>で描いたリボンの上に、色を付けます(コバルトブルーにパープルとホワイトを少量)。微妙な色合いは、色を重ねる回数や混色の割合を変えて出します。
<10>
リボンの間にラインで枝を描き(ライトイエロー)、その後イエローグリーンとグリーンを混色したものでスポンジングします。
<11>
絵の具が乾いたら、再度、小枝をラインで(フレッシュにブラウンを少量)、小花を筆先ドットで(パープルにブラックをごく少量)描きます。
<12>
筆にホワイトを取り、花びらにハイライトを入れます。ホワイトはあまり水で薄めず、ぽってりとした印象になるように塗ります。
<13>
絵の具(パープルにブラックをごく少量)を筆先に取り、ドットで花心や小花を表現します。その後、花心にスタイラス(鉄筆)でホワイトのドットを加えます。
<14>
小さな葉や額をストロークで描きます(イエローグリーンとグリーンの混色)。
 
<15> <16>  
すべての絵が描き終わりました。 焼成し完成です。
白を生かした上品な作品ができました。
 
↑ 上の写真にポインターを置くと、拡大写真が見られます ↑  


←「白磁ペイント」トップ ページトップ↑